テントの夜。外は雨。ときにバラバラと強くフライシートをうちつける、そんな時間は決して楽しいものではない。むしろ明日の山行を思って憂鬱になってしまう。限りなくネガティブになる状況だ。
この時の吉祥丸は息子に対する懺悔と、思いのままにならない天候に対するジレンマで一杯だった。
時間は深夜1時。眠れない。何度も寝返りを打つが眠れない。そのうち気温が下がりだしたのか、テントの中も寒くなってきた。このときの吉祥丸は、下はパンツ一丁、上は長袖Tシャツ一枚だった。息子は半そでTシャツである。これはまずいと思った。でもなかなか動けない。高山病か。今度2700mを越えるときは酸素発生装置を携帯しようと思った。
3時。ようやくフリースを着る。息子にもフリースを着せてやる。靴下を履いた。ようやく寒さが遠のく。息子は大丈夫だろうか。一応、ぐっすり寝ているようだ。後に聞いたが、全然寒くなかった、のだそうだ。
これで寝られるかと思ったがやはり寝られない。まんじりともせずに夜の明けるのを待つ。
4時。ようやくうつらうつらしてきた。一度、ジッパーを開けて夜空を見てみた。満天の星。天の川が見えた。よしよし。明日は(今日だけど)いい天気になりそうだ。しばらくして、妻が目を覚ます。「星がきれいだよ」と教えてあげると、自分で外を見る。「きれい」。と、「あ、流れ星!」。お~! なかなか感動的な夜である。さらにもう一度「また見えた!」。吉祥丸は見る気もなかったが(高山病か)、妻は感動したようだった。
しばらくすると夜が明けてきた。でも吉祥丸はここから眠くなった。やがて妻の声に目を覚ます。「もうすぐ夜明けだよ」。いやいやながらテントの外を見ると、青空と地面の影の合間にオレンジ色の帯が見えていた。面倒ながらもカメラを出して、ま、写らなくてもどうでもいいや、なんて思いながらシャッターを押す。と、どうだ! 実に美しく、夜明けのドラマの一端が写し出されたのである。俄然やる気になりましたね。よし、ここまで来て天気がいいんだから、ご来光を撮ってやろう、そう思った。
数分後には着替えを済まし、D40を抱えてテントを出たのだった。
そして迎えたご来光&モルゲンロート&北アの山並み…。スゲエ! その後何回この言葉を繰り返しただろう。来てよかった。心底そう思える絶景が待っていたのだった。
天候。山行においてこれに勝るプライオリティはあるだろうか。
この時の吉祥丸は息子に対する懺悔と、思いのままにならない天候に対するジレンマで一杯だった。
時間は深夜1時。眠れない。何度も寝返りを打つが眠れない。そのうち気温が下がりだしたのか、テントの中も寒くなってきた。このときの吉祥丸は、下はパンツ一丁、上は長袖Tシャツ一枚だった。息子は半そでTシャツである。これはまずいと思った。でもなかなか動けない。高山病か。今度2700mを越えるときは酸素発生装置を携帯しようと思った。
3時。ようやくフリースを着る。息子にもフリースを着せてやる。靴下を履いた。ようやく寒さが遠のく。息子は大丈夫だろうか。一応、ぐっすり寝ているようだ。後に聞いたが、全然寒くなかった、のだそうだ。
これで寝られるかと思ったがやはり寝られない。まんじりともせずに夜の明けるのを待つ。
4時。ようやくうつらうつらしてきた。一度、ジッパーを開けて夜空を見てみた。満天の星。天の川が見えた。よしよし。明日は(今日だけど)いい天気になりそうだ。しばらくして、妻が目を覚ます。「星がきれいだよ」と教えてあげると、自分で外を見る。「きれい」。と、「あ、流れ星!」。お~! なかなか感動的な夜である。さらにもう一度「また見えた!」。吉祥丸は見る気もなかったが(高山病か)、妻は感動したようだった。
しばらくすると夜が明けてきた。でも吉祥丸はここから眠くなった。やがて妻の声に目を覚ます。「もうすぐ夜明けだよ」。いやいやながらテントの外を見ると、青空と地面の影の合間にオレンジ色の帯が見えていた。面倒ながらもカメラを出して、ま、写らなくてもどうでもいいや、なんて思いながらシャッターを押す。と、どうだ! 実に美しく、夜明けのドラマの一端が写し出されたのである。俄然やる気になりましたね。よし、ここまで来て天気がいいんだから、ご来光を撮ってやろう、そう思った。
そして迎えたご来光&モルゲンロート&北アの山並み…。スゲエ! その後何回この言葉を繰り返しただろう。来てよかった。心底そう思える絶景が待っていたのだった。
天候。山行においてこれに勝るプライオリティはあるだろうか。
今回から写真を大きくした。見やすいし、臨場感があるし、感激が伝わると思ったから。

