日曜日, 7月 23, 2006

富士山登山~その4 いよいよ出発編~

細かいことをいちいち書いているとなかなか進まないのでなるべくシンプルに書きます。

富士宮口駐車場についたのは午後11時30分。あたりは結構明るい。夜空を見ると雲が多いもののところどころ晴れ間があって月も出ている。満月だ。気温は16度。Tシャツでは寒い。が、星もところどころに見えていい感じ。夜景も見えた。気分は良い。平日だからか駐車場も空いていて、なんと登山口の目の前に停めることができた。登山口までわずか3秒!これは幸先がいい。車内でこの時のために持ってきたビールを飲む。妻と息子は途中から床で寝ている。この「床で寝る」ということができるのがエス丸のすごいところだ。3列目を収納して2列目を目一杯下げると約1畳分の平らで広大なスペースが出現する。キャンプ用のマットを敷いてシュラフにくるまるとちょっとしたベッドである。妻と息子2人なら十分なスペースだ。だからかどうか、二人とも高速に入ったころから熟睡している(^^:)

娘が起きて吉祥丸と並んで座り、あれこれ話をする。何を話したか覚えていないが、明日の登山の緊張もある中、娘と話しながら月明かりの車内でビールを飲んでいるのは、とてもなごめる時間だった。
やがて会話も途絶えがちになり、眠気も襲ってきて12時半ごろ就寝。

翌日、というかその日は4時50分に目が覚めた。外を見ると、おお、晴れている! 多少雲があるものの、梅雨の真っ只中でこの天候が保てるなら僥倖だろう。もっとも、山の天気は全く予想がつかない。このあとも何度かあったが、それまでは快晴だったのにあっという間に雲が立ち込めてきて真っ白な世界になったり、その逆に、数メートル先も見えない霧だったのがふと見上げると抜けるような青空が出ていたり。その目まぐるしい変化は、決して不快でなく、むしろこれが高山の魅力なのかも、と思ったのだった。

ところで、今回の登山で印象的だったのが、この空の美しさだ。空の青さも雲の白さも下界とは全く異質な美しさだった。標高が高いだけに飛行機の窓から見る空に似ている。なんか汚されていない美しさ、って感じだった。これまでのどんな登山でも経験できなかった眺めなんである。登頂よりも(登頂していないけど)この空の眺めを見るために、もう一度登りたいと思うほどだ。

さて、車内でコーンフレークとバナナの朝食(これなら子供も確実に食べると思った)をとり、いよいよ出発したのが6時半だった。標高2400mの看板の前で4人並んで写真を撮る。後にも先にもこれが4人で撮った唯一の写真となる。このあとはそんな余裕がなくなっていくのである。単に忘れていたということもあるが。

さあ、いよいよ出発だ、ってまだ2400mかいッ!