
槍から帰って息子孝行をしようと思い、前から約束していたフライ作りを教えた。
ちょっと前に朝霞ガーデンに釣りに行ったとき、本当はおじいちゃんからもらった釣竿とリールを使い、ルアーで一尾釣りたかったんだけど、一抹の不安があったのでフライも持っていったのだ。
で、案の定、ルアーでは釣れず、フライの出番となった。フライボックスをいじっていると息子が覗き込んで歓声を上げた。「これパパが作ったの?」初めて見るフライの美しさに感動したようだった。しかも、フライだと結構釣れるのである。当然の結末と言うか、フライの作り方を教えることを約束したのだった。
そして久しぶりにフライ作りのデスクを開けた。実はこのデスクの上はパソコンのモニターが置いてあって、容易には開かなくなっている。FFをしなくなってこのデスクはモニター置き場と化していたのだった。もちろん、デスクの中に何があるか、息子は見たことがなかった。その息子の前でデスクを開ける。そこにはかつて吉祥丸がちまちまと買い集めたフライ作りの道具やマテリアルが所狭しと溢れていた。
喜ぶ息子。やはり、こういう何かを作る作業というのは男心をくすぐるのだろう。プラモデルと同じような感じかもしれない。しかも目の前には数多くの部品がずらっと並んでいるのである。
とりあえず基本を教えると、真剣になって作り始めた。うまくいかないが、初めはそんなもの。出来上がりも決して美しくはないものの、フライは美しければ釣れるというわけではないからね。むしろ不細工なフライのほうが釣れたりするものだ。
吉祥丸も忘れていたフライ作りの楽しさを思い出して何本か作った。ビートルというカナブンを模したフライを作ったら息子に感動された。そんなわけで、あっという間にフライが増えた。
息子は自家製のフライボックスを作り、そこに作ったフライを入れた。
息子は吉祥丸がいないときも母親にモニターをどかしてもらって一人で作っているようだ。よしよし。
またD40にクローズドレンズをつけて接写すると、これまでうまくいかなかったフライの写真が綺麗に撮れた。これも嬉しかった。
フライ作りの楽しさは出来上がったフライで魚釣りができることだ。これがプラモ作りだと、作ったプラモを飾って眺めるしかできない。
さあ、これらのフライをいつ使おうか。 写真は初めて息子が作ったフライ。ビーズヘッドの赤虫フライだ。